畳表に関する Q & A

Q 新しい畳には泥埃が付いているのはどうしてですか。
A い草を刈り取り乾燥する前に染め土を溶いた液で泥染めします。
その時にい草の表皮に付着した染め土が質問の泥埃のことです。
泥染めする事によって、い草を早く均質に乾燥することが出来るだけでなくい草の色素(葉緑素)・粘り・弾力性・艶が保たれ畳表として使用できるい草になります。染土を付けずに乾燥したい草で製織した畳表も最近では作られていますが、染め土を付けて乾燥したい草に比べて格段に粘り・弾力性・艶に欠けるので畳表の耐久性は勿論のこと、使用しているときの色・艶に差が付きます。このように、畳表の表面に付いている泥埃は大事な働きをしています。


Q 最初は青い畳もだんだんと焼けてきますが、何故ですか。
A 畳表は天然の植物(い草)で織られているものですので、使用している内にだんだんと退色(緑色が無くなる)していき飴色になってきます。刈り取った後の植物の葉緑素の緑色は、日光に当たったり空気に触れるとみるみる退色してしまいますが、別項で述べているようにい草の緑色は泥染めの効果によって長持ちします。だがそれでも、緑色の色素は日光や空気に弱いのでだんだんと焼けて退色して行かざるを得ません。
退色と畳表の品質にはほとんど関連がありません。


Q 畳の手入れでしてはいけないことはなんですか。
A 濡れた雑巾で拭いたり、室内用の洗剤を使用して拭き取ったりは絶対にしないでください。畳表の品質を保持している染土が剥げ落ちて畳表自体が変質してしまい急激に黒っぽく変色したり、耐久性も無くなり早く痛みやすくなります。また、同様に畳表の上での化学物質の使用は決してしないでください。


Q 畳は健康によい敷物だそうですが、何故ですか。
A 畳表(い草)の爽やかな香りはアロマセラピー効果があり精神を安定させると言われています。また、嫌われ者だった畳表(い草)に付いている染め土は遠赤外線を発散し、生活する人の健康を増進する効果があると言われています。
梅雨から夏にかけての高温多湿な時期に畳は目に見えないところで部屋の湿気を吸収し、秋から冬にかけての乾燥する時期には畳から湿気を放散して湿度を調節するだけでなく、同時に室内の温度を調節しています。これはい草といった天然素材を使った畳特有の機能で、この素晴らしい自然の働きが四季を通じて健康を支えてくれています。以上のような素晴らしい畳表(い草)の効用を充分に享受するためにも畳表(い草)の特性をよく知った上で畳を十分に管理していただき、いつまでも健康的な畳の上での生活をお楽しみください。